火災保険は火事だけでなくさまざまな災害に対応しているため、戸建てを購入する際にほとんどの方が加入します。
住宅ローンを組む際の必須条件でもある火災保険ですが、具体的にどのようなことに対して補償してくれるのでしょうか。
今回は、火災保険の必要性や補償内容、保険料の相場などをくわしくご紹介します。
戸建て購入時に火災保険へ加入する必要性は?
生きているとさまざまな災害に遭う可能性があるため、安心して住めるようにあらかじめ準備をしておく必要があります。
そのための1つが火災保険であり、住宅ローンを組む場合には加入が必須条件でもあるのです。
火災保険という名称ではありますが、補償してくれるのは火事による被害だけでなく、落雷・風災・雪災・水災・外部からの飛来・盗難などの内容も含まれます。
このような被害を受けた際には経済的に大きな損失を被ることが予想されるでしょう。
住宅ローンの融資条件として火災保険の加入が条件となっていることが多く、先述のような損失が万が一発生した場合でも、住宅ローンの返済が困難にならないようにしているのです。
ただし、地震については火災保険ではカバーできないため、地震に備えたい場合は火災保険とは別に地震保険にも加入する必要があります。
その点も検討したうえで、保険料の支払いがいくらになるのか計算してみるとよいでしょう。
戸建て購入時に加入する火災保険料の相場は?
火災保険料の相場は補償内容だけでなく、建物の構造や専有面積、所在地、契約年数などによって大きく差が出ます。
たとえば、耐火性の高いコンクリート造のほうが木造より保険料が安い、台風による被害を受けやすい地域は保険料が高めに設定されているなどの特徴があります。
また、契約年数が長いほど保険料は割安になるため、将来売却する予定がないのであれば10年などの長期契約をするのがおすすめです。
戸建てを購入する際には何かと出費がかさむため、できるだけ火災保険料を安く済ませたい場合には、補償内容を絞ることも検討してみましょう。
たとえば、雪がほとんど降らない地域なら雪災の特約は外す、治安がよい地域であれば盗難は補償されなくてもよいなど、本当に必要と思われるものだけに絞って補償内容を決定してみてください。
さらに、保険会社選びも慎重におこなうことをおすすめします。
同じ契約内容でも保険会社によって保険料は異なるため、複数の保険会社の見積もりを比較して選ぶと安心です。
まとめ
戸建て購入時に火災保険への加入が必要とされているのは、さまざまな災害に備えて安心して暮らせるようにするためです。
どのような補償が必要かを家族で話し合い、余計な保険料を支払わなくてよいように慎重に検討されることをおすすめします。
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